そのエナジードリンクがパフォーマンスを下げている?!

スポーツ栄養学のすすめ エナジードリンク

デザイン性の高いパッケージや印象的なCM、コンビニでも比較的気軽に買いやすい価格などから手に取る人も多い『エナジードリンク』。         

エナジー=energyというワードや広告の印象で、疲れた時やこれから頑張ろう、というタイミングで飲む人も多いのではないでしょうか?

しかし気軽に口にするそのドリンクがパフォーマンスを下げ、疲労感を増しているかもしれないことをご存知でしょうか?

そもそもエナジードリンクって何でしょうか?栄養ドリンクとの違いは?

栄養ドリンクと呼ばれるものは『医薬部外品』で厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているので「滋養強壮」や「栄養補給」という表示が可能です。表示の目的に効果のある生薬・漢方薬由来成分のエキスなどが含まれていたりします。

次にエナジードリンクはというと、『清涼飲料水』や『炭酸飲料』にあたります。皆さんが一般的にジュースと呼ぶものです。

主に多めに配合されたカフェインでシャキッとさせられる覚醒作用をもたらしますが、インスタントコーヒー1杯分程度です。

それよりも問題は、1缶にスティックシュガー7本分ほどの糖分を含んでいたりすることで、血糖値が急上昇してから1時間後くらいに急降下して集中力が落ち、眠気やだるさに襲われたりすることや、この糖分が消費される時に疲労回復ビタミンとも呼ばれるビタミンB1を消費してしまい、かえって疲労感が増してしまうことも。。。

また、最近はカロリーオフするために人工甘味料が使われていることも多く、人口甘味料についてはまた別の機会に触れますが、人体にとってまだ安全が完全に保証されたものではないので避けるべきものの一つです。

現段階では、エナジードリンクはアスリートにとっても一般の方にとってもデメリットが多く、『飲んだら元気が出た』というのはプラシーボ(偽薬)効果(気分的なもの)によるものが大きいのです。カフェインによる覚醒作用はありますが、前述した通りコーヒーや緑茶で十分です!

エナジードリンクに限らず、日頃のトレーニングでのせっかくの頑張りを良かれと思って口にするもので実は台無しにしてしまう。そういったことは気付かずに起こっていたりするものです。明らかに食べ過ぎた、おなかが空いて力が出なかった、といった場合以外は気付かずにそれでパフォーマンスを下げていることも実は多いのです。スポーツ栄養学のすゝめのサポートではそういったことを未然に防ぎ、パフォーマンスを最大限に発揮できるようサポートさせていただきます。